生理痛・PMSについて
生理のメカニズムと生理痛の原因
生理は毎月の事なので、お腹や腰の痛み、嘔吐してしまう方など…生理痛は女性にとっては悩みの種ですよね。
そもそも生理とはどんなメカニズムで起きるのか知ってますか?
まず、赤ちゃんを授かるために排卵をします。
排卵が起こると受精卵を受け止められるように子宮の内側を膨らませます。
この膨らみは毎月新しく用意しますので、着床しなかった場合、膨らんだ細胞は子宮から剥がされ外へ排出します。
そして翌月に同じように排卵をして子宮の内側を膨らませます。
妊娠中以外はこれを繰り返します。
メカニズムがわかったところで、今度はホルモンについて簡単にご説明します。
排卵するためにはまず、卵子を育てないといけません。
卵胞を大きくするために、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が上がり↑、大きくなると供に量も更に上がり↑↑ます。
そのころ、子宮内では、卵胞を大きくするためのエストロゲンの分泌増加を受け、内膜を膨らませ厚くし着床の準備をします。
排卵後、着床したときのことを考え、受精卵を発育できるようにプロゲステロン(黄体ホルモン)が一気に上がり↑↑ます。
そして、着床しなかった場合、今まで増加していたエストロゲンとプロゲステロンは一気に下がり↓↓ます。
そして、生理の時には、膨らんだ子宮の内膜を排出するためにプロスタグランジンが上がります↑。
プロスタグランジンは子宮の収縮を手伝うのですが、分泌が多すぎてしまうと痛みが出てしまいます。
これが毎月行われているのですから女性の身体って本当にすごいですよね。
でも、女性が行う仕事ってこれだけではないですよね?
仕事・家事・育児…
排卵から生理までの間で、理想なホルモンの働き方でもこれほど大きく数値が変化しているのに、ホルモンの変動で自律神経を乱す前に、そもそも自律神経が乱れている可能性はありませんか?
知らず知らずのうちにエストロゲンやプロゲステロンの分泌を必要以上に増加させていたり、逆にエストロゲンやプロゲステロンの分泌を必要以上に低下させていたり、変動をより大きくしていませんか?
PMS(月経前症候群)
ホルモンの変動が原因とされていて
精神障害では、
- 情緒不安定
- イライラ
- 抑うつ
- 睡眠障害 などがあり、
身体障害では
- 頭痛
- 腹痛
- 腰痛 などがあります。
生理前3~10日ごろに症状が出て生理が始まると症状が落ち着いてきます。
生理痛
剥がした細胞を外へ出そうと子宮を収縮するホルモンが分泌されますが、そのホルモンが多いと痛みが出ます。
精神障害
- 憂鬱
- イライラ
- 睡眠障害 などがあり、
身体障害では
- 腹痛
- 頭痛
- 吐き気
- 腰痛 などがあります。
生理が始まると症状が出て、生理終盤に向けて症状が落ち着き、生理が終わると症状がなくなります。
PMSと生理痛の両方の症状を抱える方は、毎月半月ほど生理の事で悩まされます。
治療法
ホルモン分泌と関係がある、自律神経を整えるために、まず全身のマッサージと全身の矯正で全身を整えます。
全身マッサージをする中で、自律神経と関係の深い筋肉や腹部マッサージをさせていただきます。
矯正では、もちろん全身させていただきますがその中でも、長生療術で生理痛に関係があるとされている腰の下部や仙骨を重点に治療させていただきます。
ホルモン分泌以外の原因では
- 冷え
- 骨盤のゆがみ
- 骨盤周辺の筋肉の柔軟性の低下
- 偏った食事
- 喫煙
などがあります。
熱を作る主な器官は筋肉です。
凝り固まって動きが鈍くなってしまった筋肉をマッサージでほぐし、脊椎・骨盤の矯正により全身を整えると姿勢が良くなり今までサボっていた筋肉もしっかり働くようになります。
熱を作る筋肉の1つ1つしっかり働くようになると言うことは基礎代謝が上がり冷えの改善につながります。
毎月憂鬱になったり、毎月痛みが出たりしていては、生活を楽しむことは愚か、症状が出ているときは日常生活もいつも通り送れていないこともあります。
当院では、『明日を楽しめる身体づくり』をモットーに、生理中でもちゃんと日常生活が送れるように、生理中でも楽しめるような身体づくりのお手伝いをさせていただきます。