顎の痛み・顎関節症について
顎の痛み・顎関節症の原因は何か?
突然ですが、今、上の歯と下の歯はくっついていますか?離れていますか?
口は閉じていても上下の歯は離れているのが正解です。
上下の歯をくっつけるのも筋肉が働いているのでくっつけるのが癖になっている方は次第にぎゅーっと食いしばるようになってしまい、それが癖になると今度は夜、寝ている時に歯ぎしりをするようになります。
酷使した筋肉は動かすと痛みを生じるようになります。
- 口を開ける時に違和感がある
- 口の開閉で顎がガクガクする
上記のような症状の方は早めにケアしましょう。
顎関節症とはなにか
上下の噛み合わせが悪かったり、筋肉の痛み、神経の圧迫などで口を動かすのに痛みが生じてしまうことです。
- 縦にそろえた指3本分の口が開けられない
- 口を開けた時にガクッと音がする
- 咀嚼の時に顎が痛む
- 長時間の会話で顎が痛む
など、上記の症状がある方はすでに顎関節症になっているかもしれません。
対処法・治療法
ご自分でできる対処法は、食いしばりの癖の改善ですが、ガムや飴など、口の中に何か入れておくと口の中に意識が働き食いしばりを軽減させることができます。
マウスピースを作るなど、寝ているときの食いしばり、歯ぎしりから歯を守りましょう。
当院での治療法は、顎関節を矯正し噛み合わせを調節し、食いしばりによって固くなった顎まわり、首、肩、背中の筋肉をマッサージで緩めます。
現在どれくらいまで開けられるのか、可動域を確認しながら治療をしていきます。
歯列矯正をなさっている方へ
理想の位置に近づけるために少しずつ動かしたり、また理想の位置になっても安定するまで1か月に1度ほど歯医者さんへ通い微調整をすると思いますが、歯医者さんへ行く前に顎関節の矯正・顎まわりの筋肉をマッサージしてから行かれると痛みが少ないようです。
毎回、歯医者さんの痛みに悩まれている方はぜひ1度試してみてください。