股関節の痛みについて
股関節の痛みって重病?
股関節 痛み
などで検索すると、変形性股関節症や、寛骨臼形成不全など恐ろしそうな病名が出てきますよね…
のちほど上記の病気について記載するとして、その可能性も確かにありますが、その前に姿勢はどうでしょうか?
- 立っている時に片方に体重を乗せている
- 立っているときに足をクロスさせている
- 床に座るときに横座りや、お姉さん座りをしている
- バレエの癖が抜けない
- X脚
- O脚
など、思い当たることはありませんか?
これ全部股関節によくありません。
悪い姿勢がもたらすもの
片方に体重を乗せていると乗せている側の股関節まわりの筋肉に負担をかけてしまったり、股関節が体重の重みを逃がすために外側を向いてしまったり、骨盤も歪ませる原因になります。
また、X脚O脚は、骨格上そうなってしまう方もいますが、身体の使い方や癖、筋肉のつきかた、骨盤のゆがみや姿勢などからそのように見えてしまう方もたくさんいます。
股関節に限らず骨格には理想の位置があり、その位置にちゃんといる設定で筋肉もついています。
足が内股やガニ股の状態は、股関節を内側・外側に向いている状態となります。
どちらかに向いている時間が長いと骨格もそのような癖がついてしまい、一方の筋肉だけが引っ張られ、引っ張られている時間が長いと固くなってしまいます。
固くなった筋肉は柔軟性を失い、動かしにくさや痛みに発展します。
まずは普段の癖や姿勢を見つめ直し、どの動かし方で痛みが出るのかを確認し影響の出ている筋肉をゆるめ、ゆがみがあるならば矯正をして姿勢を改善しましょう。
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減り、変形し、変形した部分が筋肉や神経にさわってしまうため、痛みがでます。
寛骨臼形成不全
発育性股関節形成不全と言う、生まれた時から形成不全や幼児期の脱臼の後遺症や、発育障害により、関節の幅が狭くなったり炎症により、立ち上がりや歩行直後や靴下を履くなど前かがみの姿勢が痛くなってしまうことです。
治療法
すり減ってしまった軟骨や、変性したものは戻すことはできませんが、固くなった筋肉をゆるめ骨格矯正により姿勢を改善することで軟骨への負担を減らしたり、変性した骨が当たらなくなることがあります。
病気を治すと言う意味では手術しか方法はありませんが、手術となるとかなり勇気のいるものです。
足が動かせなくては外出を楽しむことも家事すらやっとこなす程度…なんてこともありますよね?
当院では『明日を楽しむ身体作り』をモットーにしています。
まずは痛くない、痛みの少ない姿勢作りから初めてみませんか?