むくみについて
むくみの原因は何か?
- 夕方になると足が重い
- 足全体が痛い
なんてことありませんか?
それはむくみのせいかもしれません。
~むくみチェックの仕方~
ふくらはぎを親指でぎゅーっと押して放してください。
親指の跡が残っていたらむくんでいます。
むくみのメカニズムをご説明します。
酸素を多く含んだ動脈血は心臓というポンプの働きがあり、全身に血液を送りますが、二酸化炭素を心臓に戻す静脈血には心臓のようなポンプはありません。
では、どうやって心臓に戻るのか…
血管内には逆流しないように弁がついているので、
- 動脈の拍動
- 筋肉の弛緩・収縮
を利用して心臓に戻ります。
足は基本心臓より低い位置にあるので、重力の影響を受けながらがんばって戻っています。
そんな時に、
- 睡眠時間が短く心臓と高さが同じになっている時間が短い
- 足の筋肉を動かさない
- 足が冷えている
- 座り仕事で膝を曲げる姿勢が長時間続く
- 骨盤のゆがみで骨盤が開いていて筋肉がしっかり使えていない
- 自律神経の乱れで血管を収縮している
上記のようなことがあると心臓に戻る妨げになってしまいます。
むくんでしまうと重だるくなってしまい、痛みが出る場合もあります。
そして、血行が悪くなると、筋肉を動かした時に出る疲労物質も流せないので疲労も蓄積してしまいます。
この疲労物質は、筋肉が収縮をする邪魔をしますので、動かしにくい筋肉になってしまいます。
悪循環ですね…
自分でできる対処法
立ちっぱなしや、座りっぱなしと、動かないのはよくありません。
貧乏ゆすりをするのがいいのですが、今まであまりいいものとされていなかったため、やるといいと聞いても実際にやる方は少ないようです。
やっぱり出来ない!という方は、かかとの上げ下げの運動や、その場で足ふみをするのでも構いません。
あとは、休憩を取り、休憩室やお手洗いまで歩くのも効果的です。
忙しすぎてかかとの上げ下げも、休憩も取れない場合は、立ち仕事の方は足幅を変え、座り仕事の方は椅子の高さや座る位置を気づいた時に変えてみてください。
治療法
まずは筋肉をほぐし血行を良くして心臓へ戻してあげましょう。
必要ならば骨格を矯正し、全身治療で自律神経を整え、血液が滞りにくい身体づくりをしていきましょう。
下肢静脈瘤
足の静脈血が心臓に戻るときに逆流を防ぐために必要な弁の機能が悪くなると、血液が戻りにくくなってしまいます。
経産婦に多いのは、妊娠中にホルモンの影響で弁が壊れやすくなってしまうことが原因だが、なぜ静脈瘤が出来てしまう明確な原因はまだわかっていません。
重だるさ、痛みが出ているのにそのままにしていると歩けない程痛みが出てしまうこともあります。
まだそんなに痛くないから…と放置するのではなく、ひどくなる前にケアしていきましょう。
治療法
壊れてしまった弁を戻すことはできませんが、マッサージでむくみを取り、血行を良くし、必要ならば骨格を矯正し、自律神経を整え、血液が滞りにくい身体づくりをしていきましょう。