膝の痛みについて
膝のお皿ってなに?
膝に欠かせないのが、膝蓋骨(しつがいこつ)という名の、俗に言う膝のお皿です。
膝蓋骨は、膝の保護をし、曲げ伸ばしをする際に筋肉の安定性を保って体重を支える役割をしています。
膝蓋骨は、腱や筋肉で支えているため、ミリ単位ですが若干動いてしまいます。
筋肉の使い過ぎや、姿勢の悪さ・癖により偏った使い方をしていると動いてしまう原因になります。
動くって言っても1cmにも満たないたった数ミリでしょ?
確かにそうですが、その数mmのずれが身体を支えるのには影響が出てしまい、膝を動かした時に痛みが生じてしまいます。
足の使い方の癖の見方
歩き方の偏りや癖があるか気になる方は靴の底を見てみてください。
内側、外側で減りは同じですか?
ヒールのゴムの所がいつも内側だけ、又は外側だけ減ってしまう…なんて身に覚えありませんか?
靴底の減りの偏りがある方は、均等に使っていない証拠です。
治療法
当院では、膝蓋骨と関係がある筋肉をほぐし、動きにくくし、膝蓋骨をもといるべきところへと戻します。
内側・外側を均等に使えるように姿勢の改善をします。
変形性膝関節症
女性は男性に比べ、膝関節症になる方が約2倍多いと言われています。
その原因は、女性の方が膝関節が小さく、支える筋力も低いため膝にかかる負担が大きいそうです。
痛みの原因はいろいろありますが1番は加齢です。
膝は、大腿骨(ももの骨)と脛骨(親指側のすねの骨)で曲げ伸ばしをしていますが、骨同士がぶつからないようにするため、骨を関節軟骨が覆い、関節軟骨の間には関節液があり、骨の間にクッションの役割の半月板があります。
日々の運動ですり減ってしまった関節軟骨や関節液は修復されますが、加齢と供に修復スピードが落ちてしまいます。
修復が追い付かずにすり減ってしまうと、関節軟骨の一部がかけてしまい、かけらが関節液に混ざると、炎症して痛みとなって出てきてしまいます。
治療法
変形性膝関節症を治すという意味では、手術しかありません。
しかし、症状を抑えることはできるかもしれません。
姿勢は崩れていませんか?
しっかり足の内側と外側に均等に体重を乗せていますか?
ちゃんと持ち上げていますか?
膝関節は、曲げ伸ばしの動きは得意ですが、ねじるのは得意ではありません。
得意でないのは、皆さまご存知のはず…
手羽先など、骨付きの鶏肉を食べる時は骨を分解しようと、左右にねじりますよね?
そこまでの力はかかっていないものの、ひねって歩行しているのはこれと同じイメージです。
均等に持ち上げていなかったり、体重の乗せ方に差があると痛みが出やすくなります。
足の筋肉をゆるめ、膝蓋骨を整えるのはもちろんのこと、全身を整え姿勢が崩れている方はまず姿勢を改善しましょう。
手術という選択は最後まで残しておいてもいいかもしれません。
膝が痛いと歩くのも困難ですよね。
当院では、『明日を楽しめる身体づくり』をモットーに、気分転換にお散歩に行けるように、思い立ったら気軽にお買い物に行けるように、なんでもない明日が楽しめるような身体づくりのお手伝いをさせていただきます。